過度な生命保険相談と資料請求が混乱を誘発する
生命保険の相談や資料請求を、本当に生命保険の見直し相談や更新に役立たせるには、いくつかのポイントがあります。
その前に、なぜ生命保険の資料請求をするのかを考えてみる必要がありますよね。
- どれが良い生命保険なのかを比較したい
- 毎月の保険料をなるべく低く抑えたい
- 営業マンや代理店に相談すると勧誘されそうで怖い
- タダだから今後の参考に貰っておきたい
- 生命保険の見直しは家計の節約において大切だから
- テレビCMを見て良さそうに思ったから
主な理由は、こういったものではないでしょうか。
しかし、こういった理由では、生命保険を選ぶポイントは何なのか・・という基本的なところが抜けてしまっています。
このような状態ですと、せっかく資料請求して、生命保険のパンフレットが届いても、何をどう見て判断すれば良いのかがわからないでしょう。
そう、わからないはずなんです。
まずひとつめのポイントは、生命保険の見直しは、商品の比較をすることではないということです。
生命保険は、ご自身の生活環境やご家族の構成、保障の優先順位の希望などを参考に設計されなければなりません。
人はそれぞれ違う人生を歩むように、生命保険の組み立ても、人によって千差万別。
だから生命保険も相談をベースとしたコンサルティング営業へと販売スタイルが変化していったわけです。
パンフレットに記載されている保障のプランは、あくまでモデルケースだということをしっかりと認識してください。
すなわち、資料請求で得たパンフレットをかき集めて比較検討するということは、各保険会社がモデルケースで組み立てた保障内容を比較検討しているに過ぎないということです。
それは見直しでありません。
生命保険見直しとは、あなたに合った保障内容に組み立て直すということです。
あなたに合った保障内容に組み立て直す方法とは
あなたに合った保障内容とは、具体的にはどういうことなのかをお話していきますね。
それにはまず現状の把握からです。現状の把握とは、
- 現在加入している生命保険の保障内容を保険証券で確認する
- あなたの希望する保障や不安に思うことを書き出す
- 現在の契約とあなたの書き出したことを比較する
という作業になります。
この作業をせずに、いきなり資料請求して違う保険に入りなおしたり、新たに別の生命保険を契約すると、どうなる事が予想されるでしょうか。
保障が重なる、保障が抜けている、保険料がかさむ、保障が被保険者(本人か配偶者か子ども)にマッチしていない・・・・etc
特に、良かれと思って契約した生命保険が、いざという時、まるで機能しなかったなんてことになると、泣くに泣けません。これこそが保険料のムダの正体でもあるのです。
しかし、第一段階の保険証券を確認する作業が出来ない場合、いったいどうすれば良いでしょうか。
心配は無用です。一般の方はなかなか確認出来ないのが、生命保険の保険証券です。
しっかりとポイントだけは押さえておきましょう。
- 更新の有無
- 10年更新型などの記載があるかどうかを見ます
- 保険料の払い込み期間
- 生涯にわたって払い続けるのか、ある年齢に達するまで払うのかを見ます
- 保障期間別の保障額
- 生涯にわたって続く終身保障の額と、一定期間までの定期保障の額を見ます
- 特約の内容
- 入院、手術、収入保障、女性向け、生活習慣病などの特約を見ます
これらは基本的なことですので、ぜひとも確認しておいて欲しいと思います。そして、一番大事なポイントは、総額いくら払うのかということです。
生涯にわたって保険料が変わらなければ、計算は誰でも出来ますが、これが10年更新型などになりますと、単純な計算では支払い総額を算出することは出来ません。
保険のプロに委ねることになります。
なぜ、支払い総額が必要なのか。
先ほども言いましたように、いざという時に機能しない保険ですと、ムダな支払いをすることになります。
解約返戻金の役割を忘れていませんか
そしてもうひとつ、別の面でもムダが発生する可能性があるために、あえて支払い総額を知る必要があるんです。
それは、保険期間中は無事であった場合です。
言い換えれば、死亡保障にウン千万円も準備しておく必要がない年齢になった場合です。
例えば、保険料支払い期間が65才までという定期付終身保険のケースでは、65才以降からは特約が無くなることが多いのです。
残った保障と言えば、保険金額の低い(200万そこそこ)の終身保障だけ。
10年ほど経過して健康でいられた時、保険を解約して解約返戻金をレジャーや生活費に充当するという選択も出来ます。
が、終身保障の額が低いと、当然解約返戻金も低いわけです。
昨今の生命保険の支払い総額は、平均すると約2000万円とも言われています。
2000万円も支払って、無事でいたら100万円そこそこしか戻ってこないなんて、非常に効率の悪い投資ではありませんか。
終身保障(保険)には解約返戻金というものがあります。
万一の事態に経済的な負担を軽減するだけでなく、貯蓄の機能も併せ持っていることを知っておいてください。
この解約返戻金までを考慮した保険プランを組み立てることができる保険商品を選ぶことが、本当の意味での組み立てなのです。
